
これは矮小歯ですね。時々ある歯です。今回は矮小歯について説明します。
矮小歯とは??

矮小歯とは通常の歯よりも小さく出てくる歯をいいます。
形としては円錐や栓状の形態を示し、尖っているのが特徴です。
上下顎乳側切歯(真ん中から2番目)に多く認めます。
形態としては特殊な歯ですが、1つの個性だとおもっていただければいいと思います。これがあったから何か病気があることはありません。
しかし、見た目…の点ではトラブルがおきることがあります。
矮小歯におけるトラブル・治療法
やはり審美的な問題があります。
見た目がすきっ歯だからヤダ!!!
診療しているとよく言われます。矮小歯では次のような治療法があります。
・ダイレクトボンディング
・補綴治療
それぞれについて解説していきます。
是非、動画をみてください。(※他にもありますが、代表的な処置をあげます)
ダイレクトボンディング
矮小歯にブラスチックを盛り付けていく方法です。
歯を削る量が少なく、メリットがいっぱいですが、問題なのが、結構難易度が高いです。
できる歯医者さんが少ないと思います。本当に難しいです。
通常の歯医者では対応できないので自身で探していただくことになります。
探す際には「ダイレクトボンディング 歯 地域(東京、大阪)」などで検索すると出ます。
しかし、しっかりとした先生でやらないと後が大変ですよ…
歯科医師の技術が求められる治療法です。
補綴治療
一般的にやっている被せる治療法です。形によっては少し削る必要があります。
通常の歯医者さんで対応が可能ですが、歯の隙間によっては矯正が必要なので矯正歯科がある歯医者を探してください。
注意事項

審美的な問題があり、「すぐに治せませんか??」と保護者から希望があります。
すごくその気持がわかるのですが、低年齢の子供には処置は辞めて頂いたほうがいいです。
理由として…
・歯茎の位置が成長とともに変わる
・7〜8歳の子供は集中力が短く、動かないで処置できない
・奥歯が抜けて噛み合わせが変化している
以上のことからも最低でも高校性まではまったほうがいいです。
歯医者さんの経営からも低年齢から自費治療を進められることがあると思います。
じゃあ??その歯医者さん、自分の子供だったらやるのか??といつも思ってしまいます。
矯正を含めて何十万もだして、歯を削って、成長とともにトラブルがおきたら悲しいですよね??
是非、信用できる良い歯医者さんに巡り会ってくださいね!!
出てきた前歯が異常に小さいです!尖っているし、これは何故??大きくなるの??