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ラバーダム防湿とは?

お母さん

歯の治療の際にゴムのマスクをしてやりました、あれは何ですか?
パパ先生

ラバーダム防湿をされたんですね!それは良い歯医者さんで治療されてますね。今回はラバーダム防湿について説明します。

ラバーダム防湿とは?

ゴムのマスク(ラバーダム防湿)とは、口の中の唾液が入らないように、治療する歯に器具(クランプ)をつけて口の中全体を薄いゴム製等のシートを用いカバーし、治療する歯だけを出す方法です。

世界的にみるとアメリカの「歯の根っこ」を治療する専門の歯医者では90%以上が治療中に使用しています。そのぐらい重要な装置となります。

しかし、日本の歯医者さんでは使用していることが珍しく…5%以下…です。

〜実際にやっている動画です〜

何故する必要があるのか?

お母さん

でも歯のマスクをすると違和感?で子供も泣きます…どうしてもやらないといけないですか??

パパ先生

ラバーダム防湿をしないで治療するのは汚いドブの中で歯の治療をするような物です…できればやったほうがいいですよ!その理由を説明しますね

実は口の中の細菌数は全身の中でも非常に多く、便と同じくらいのレベルといわれています。

口が臭いには菌が発酵して匂いを出しているんです…汚いですよね…

その汚い環境の中で、歯に穴を開けて神経の治療なんてしたら、唾液が入り、逆の悪くなりますよね…実はなかなか治らない歯の神経の治療は「唾液」が原因なんてこともありますよ…

なので、唾液が入らないように口に歯のマスクをすることはとても大事なことなんです。

こうすれば、歯の神経の治療をしても唾液が入らないですよね。

また、お子さんの場合は
・水が口に入ることでパニックをおこす
・暴れて歯を削る機械で頬や舌を切る可能性があり
・小さいな器具を手を滑らせたときに飲み込ませる可能性がある

など、様々な理由かた大人よりも更にゴムのマスク(ラバーダム防湿)をしたほうがいいです!!

ただ、歯に器具をつけた際の違和感や口で呼吸がしづらいため、お子さんからはかなり、不人気です…これがやりたくないって泣いてしまう子もいます…

しかし、実際に慣れてしまうと、削ってる水は入ってこないしかなり楽です!
治療中、寝てしまう子がでるぐらいですよ!

何回も歯のプラスチックがとれちゃう…なんて事ないですか??

お母さん

よく子供の歯の詰め物が取れてしまうのですが…これって唾液がついてしまうからですか?

パパ先生

そうなんです…よく当院でも前の歯医者さんで詰めたプラスチックが何回も取れてしまうんです…と相談されることが多いです。その理由を説明しますね…

実はこれ、一番大きな原因がプラスチックをつける際に唾液がプラスチックについてうまく接着していないんです…

よって、プラスチックを詰めるときに一番やってはいけないことは唾液にふれることなんです!

歯にプラスチックを詰めるときは、子供は唾液が大人より多く、なおかつ口が小さいのでゴムのマスク(ラバーダム防湿)が必須となります。
歯のプラスチックをつける接着剤は呼気だけでも脱離の原因となるといわれるぐらい繊細なんです。

実は名医を見分ける簡単な方法です!

よく、どんな歯医者さんがオススメですか?と質問されますが、ゴムのマスク(ラバーダム防湿)をやっているかどうかも良い歯医者さんか見極めるポイントとなります。

日本でこの方法が普及しない理由は3つ

1,ゴムのマスク(ラバーダム防湿)には材料代などのコストがかかる。
2,面倒くさい
3,患者さんが嫌がる

ただ、世界的にみてもゴムのマスク(ラバーダム防湿)をやらないで治療することがありえないですし、大学の授業でもゴムのマスク(ラバーダム防湿)をして治療するように教育されています。

欧米諸国の専門医や一流の歯科医院では絶対やってるはずですよ!

今の日本に保険システムで歯の根っこの治療をしっかりすると赤字になります…だから採算度外視、時間をかけてしっかりとゴムのマスク(ラバーダム防湿)をして治療をしている医院は名医だと思われます!

お母さんのかかりつけ医ではやってますか??

まとめ

ゴムのマスク(ラバーダム防湿)はお子さんの安全の為、綺麗に治療するにも必要となりますよ!
しっかりやってる歯医者さんはかかりつ医としては最高ではないでしょうか??

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