よくあるご質問です、特に前歯のプラスチックが外れやすいです…
今回はプラスチックが外れてしまう理由について説明していきます。
プラスチックが外れてしまう主な理由とは?
よくご相談されます
「他の歯医者で何度も治療していたが、取れてしまう」
「取れてしまうから、穴があいたまま様子を見ましょうと言われた」
「取れないようにプラスチックをつけて欲しい」
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正直、どんな上手にやっても場合によっては取れやすいのが実情です。主な理由としては…
・歯ぎしり・くいしばりがある
・大暴れで上手にプラスチックが上手に詰められない
・噛み合わせの問題でそこだけ当たってしまう。
などがあります。それぞれについて見ていきます。
歯ぎしり・くいしばりがある
これがあるとかなりの確率で脱離してしまいます。
夜中に聞こえる「ギリギリ、ギリギリ」、あんな音してギリギリしたらやはりプラスチックは取れやすいです…上の写真をみて頂いても、これだけ歯ぎしりで削れてしまうんです!
歯ぎしりが強いケースでは事前に保護者に「取れますよ!」と説明してから僕も処置をしています。
歯ぎしりの対応については下の記事を参考にしていください↓
歯ぎしりを止めることは難しいので、マスピースをしていただくなどの予防策をすると脱離しにくいのですよ、かかりつけ医と相談してください。
大暴れで上手にプラスチックが詰められない
そもそもプラスチックをつける際に使う際に使用する「ノリ」はとても唾液に弱いです!!
少しでも「ノリ」が唾液に触れてしまうと接着能力が落ちてしまいます。ここプラスチックの大きな問題となります。
なので大暴れの中で治療をすると唾液がどうしても触れてしまいます。大暴れの中でプラスチックを詰めるには小児歯科専門医の僕らでも難しいです。
よって、なるべく子供では歯に唾液がつかないようにするラバーダム防湿が必須になります。
ラバーダム防湿については下の記事を参考にしてください↓
唾液が多い子供ではラバーダム防湿をやらないでプラスチック治療はプラスチックの脱離の原因となります。ラバーダム防湿をおこなっている歯医者さんを選んでいくのもオススメです。
噛み合わせの問題でそこだけ当たってしまう。
「取れやすいから前歯で噛まないでね!」
こんな事、子供にいっても無駄です、噛みます。
やはり、そこだけ強く当たってしまう、おもちゃを前歯で噛むなどでプラスチックが脱離します。
もちろん噛み合わせを調整してある程度は調整できますが、おもちゃを噛んだり、タオルを噛んだりする低年齢の子供は難しです。
何度も取れてしまう場合どうすればいいの?
是非、一度小児歯科専門医にご相談ください。
小児歯科専門医とは↓
やはり子供が専門の先生なので対応がなれています。うまく対応できると思います。
取れる度に歯を削っていたらいつか神経までいってしまいます。そのまま放置ではなく何らかの方法をして頂いたほうがいいですよ!
まとめ
プラスチックを取れたまま放置しては駄目です!
勿論、子供は暴れますし、歯も小さいのでプラスチックが取れやすいです。
しかし、放置しているとどんどんむし歯が進行してしまいます。
是非、適切な歯医者さんで一度相談してみてください。
治療した歯のプラスチックが何度も外れてしまいます…どうすれば??